誰かがずっと自分のアカウントを監視している。。。
ネットで個人情報を特定されないか不安。。。
こんなお悩みを抱えていませんか?
ネトスト=ネットストーカーであり、インターネット上でのストーカー行為のことをいいます。
ネット上で知らないうちにストーカーされていたら怖いですよね。
今回の記事ではこちらの3つをご紹介します。
- 具体的なネトストの事例
- どうしたらネトスト被害に遭わずに済むか
- 垢バレ(匿名のはずのアカウントから個人が特定されること)しないために気をつけること
最後まで読んで、被害を未然に防ぎましょう。
1. 名前や誕生日から連想されるIDに注意
アカウント名は変えられますが、IDは変えられません。
ネトストする人には個人情報を特定する重要な情報のひとつになります。
IDに名前や誕生日、ペットの名前など個人を特定できる情報が入っている場合、そこから特定される可能性があります。
また複数のSNSアカウントを同じIDで利用している場合も注意が必要です。
LINEのIDを教えてしまうと、類似のIDで登録されているX(Twitter)やinstagramのアカウントを特定されることもあるので注意しましょう。
対策
IDからの特定を防ぐためには次のような対策が有効です。
- IDは個人の情報と紐づかないものにしましょう。
- IDはSNS毎に分けましょう。
- 安易にIDを人に教えないようにしましょう。
2. フォロー・フォロワーから辿る
フォロー・フォロワー欄からアカウントを探し当てられる可能性があります。
例えば、所属する部活動やサークルの公開アカウントをフォローしていませんか?
あなたのアカウントがわからなくても、フォロー・フォロワー欄からあなたのアカウントは特定できます。
例えば所属する部活動やサークル、団体をフォローしていれば、そのフォロワーからあなたと特徴の一致するアカウントを探すことが可能です。
学年や学部が書かれたアカウントがあれば、友人や先輩・後輩などの交友関係がわかります。
対策
フォロー・フォロワーからの特定を防ぐには、次のような対策が有効です。
- 部活動やサークル、団体のアカウントは非表示の『リスト』に追加して投稿を確認しましょう。
- アカウントから個人が特定されそうなプロフィール情報を削除しましょう。
- アカウントに鍵をかけましょう。
3. 文体や記号の使い方
文章の書き方はその人の個性が出ます。
例えば、以下のようなものがあります。
- 使う絵文字。
- 句読点の打ち方。
- 「」なのか『』なのか。
- 数字や記号が半角か全角か。
- 『…』、『・・・』、『。。。』など三点リーダの種類。
- 『できる』と『出来る』、『ください』と『下さい』などの変換。
LINEやメールなどの文章とSNS投稿の書き方は、どうしても似てしまうもの。
履歴書の文章の使い方からSNSアカウントが企業にバレた、なんて事例もあります。
特に漢字変換などは予測変換で出てきているものを公私やアカウント毎に使い分けているとは考えにくいので、ほぼ一致します。
対策
文体だけで特定される可能性は少ないですが、他の情報と組み合わさって特定につながる可能性があります。
- 文体から特定される可能性があることを意識しましょう。
- アカウントに鍵をかけましょう。
特に就活生や社会人など、日常生活で文章を書く機会が多い方は特に注意しましょう。
4. 写真・動画の投稿
画像や映像の投稿は、文章の投稿よりも注意が必要です。
画像や映像には、あなたが思っている以上に多くの情報が含まれているからです。
- 乗っている車
- 食器類の反射
- 方角(影の向き)
- 瞳やガラス面の反射
- 電柱に記載された住所
- 服装やアクセサリー、靴
- 背景の景色や建物(特徴的な建物や看板など)
これらの特徴から、あなたの情報や居場所が特定される可能性は高いです。
またストリートビューと組み合わせることで、かなり精度高く撮影場所を特定できます。
ちなみに上記の方法で、身近な人が家を特定されたことがあります。
- 住んでるのが隣町という話で盛り上がる。
- 部屋から外の大雨を撮影した画像に、特徴的なお寺の屋根と川の土手が映り込む。
- 川の近くのお寺をいくつか絞り込んで衛星画像からエリアを絞り込む。
- 衛星画像から乗っている車を探し、ストリートビューで表札を確認して家を特定。
このように何気なく投稿した写真が、実は特定したい人にとっては大きなヒントになることがあるのです。
本人が画像をあげていなくても、友人が本人との写真を投稿している場合があるので確認しましょう。
対策
画像や動画は安易に掲載しないのがベターです。
とはいえ写真や動画を共有したい気持ちもわかります。
掲載する場合は、下記のチェックリストの内容をよく確認して投稿しましょう。
- 自宅や勤務先からの景色ではない
- 窓ガラス、鏡などに自分や身近な人が映り込んでいない
- 食器やコップなどに自分や身近な人が映り込んでいない
- 服やバッグ、帽子など、外出時の外見が推定できるものが映り込んでいない
- 郵便物や宅配の段ボールなど個人情報が特定できるものが映り込んでいない
(いつでも再確認できるようにブックマーク推奨です)
5. 捨てアカウントやなりすましアカウントに注意
鍵アカウントにしていても、『絶対に安全』とは言えません。
新規の捨てアカウントを作成して接触して来ることがあります。
- 友人になりすましてフォローしてくる。
- 同じ趣味を持つ人を装ってフォローする。
- 同じ部活やサークルに所属している人になりすましてフォローする。
こういったアカウントがネトスト目的だと気付かないままフォローバックしてしまうと、アカウントに鍵をかけていても確認されてしまいます。
対策
次のようなアカウントからフォローされた場合は注意しましょう。
- 身に覚えのないアカウント
- 知り合いと主張しているが情報がないアカウント
- フォロー・フォロワー数が少ないアカウント
- フォロー・フォロワー数が著しく偏っているアカウント
まとめ
今回はネトストのやり方をご紹介しました。
SNSで何気なく発信していると、ネトストされる『スキ』を作ってしまっています。
『この人はプライベートを明かさないな』となれば自分のプライバシーを守れます。
ネトストをエスカレートさせてしまうと、実際に個人情報が漏れたりストーカー被害にあったりと危険な目に遭う確率も高くなります。
SNSは正しい使い方で利用すればとても便利なツールです。しっかり脇を締めてSNSを利用しましょう。
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